自身の女性蔑視発言を謝罪・撤回した、五輪組織委の森喜朗会長。国際オリンピック委員会(IOC)も問題は解決したとして、早期の幕引きを図りたい考えだが、問題の根源は男性優位の社会にあるとして、女性たちは声を上げ続けている。 小池百合子・東京都知事は5日、森喜朗・五輪組織委会長の性差別発言により、東京五輪は大きな事態に直面したと述べた。 83歳の森氏は、女性がしゃべりすぎだと発言し、SNS上で非難を巻き起こしている。森氏はその後発言を撤回・謝罪したが、辞任は拒否。国際オリンピック委員会(IOC)は問題が解決したとの見方を示した。 小池都知事は森氏の発言に「絶句した」と批判。また東京都庁には都民からの抗議が殺到していると付け加えた。 森氏の謝罪だけでは十分ではないとの声も。大学生の能條桃子さんは、森氏の発言に対しさらに踏み込んだ対応を求め、署名活動を開始。5日夜までに8万5000人以上の署名を集め