後を絶たない「ジェンダー炎上」。 一方で、「表現の自由が狭められてしまう」「一部の人が騒いでいるに過ぎず、さまつな問題だ」と、"批判の批判"もある。 連載「ジェンダー炎上のトリセツ」の第3回は、ジェンダー問題に詳しい大妻女子大の田中東子教授(メディア文化論)に、ジェンダー炎上の「本質」を聞いた。 (聞き手・構成/J-CASTニュース編集部 谷本陵) ジェンダー炎上、そもそも何が問題? ――ジェンダー炎上にはどんな種類がありますか 女性を応援するつもりだったにもかかわらず炎上したケースと、女性をあからさまに商品化して炎上したケースに大きく分けられます。 前者は、ユニ・チャームのおむつブランド「ムーニー」の例が挙げられます。子育てに取り組む母親を応援する狙いでCMを公開しましたが、「ワンオペ育児を礼賛している」と批判を集めました。※子育てに奮闘する女性を描いたウェブCM。ほかの家族が育児・家事
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