北朝鮮における公判前拘留の実態について、国際人権団体が新たな報告書を発表した/Cancan Chu/Getty Images AsiaPac/Getty Images 韓国・ソウル(CNN) 北朝鮮における公判前勾留の制度について、組織的な拷問に性的虐待、健康を脅かす状況に置かれるといった問題が蔓延(まんえん)していることが、人権団体による新たな報告で明らかになった。これまで見えにくかった同国の刑事司法システムの実態に光を当て、容疑者らに対する「動物以下」の扱いを伝える内容となっている。 88ページに及ぶ報告書は、勾留中の数十人への取材をもとに国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)がまとめた。 同団体のアジア担当責任者を務めるブラッド・アダムス氏は報道向けの発表で「北朝鮮の公判前勾留や捜査システムは恣意(しい)的かつ暴力的だ。残酷で、人間の名誉を貶(おとし)める」「北朝鮮国民は
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