以前SYNODOSで、FGM(女性性器切除)とは何か、紹介する機会をいただきました。 FGMとは何か、なぜ問題なのか、ということを話すときに、キーワードとして「FGMをめぐる言説」があります。1990年代以降FGMをめぐる議論が活発化しますが、そのきっかけとなったのは、アフリカ系アメリカ人作家のアリス・ウォーカーによる「喜びの秘密(Possessing the Secret of Joy)」(1992年)でした。欧米諸国を中心に、この小説におけるFGMの表現およびFGMをめぐる議論について学際的な議論が発生しています。 しかしなぜFGMはここまで語られるのか? 私には、FGMそのものが単純に女性への暴力と言い切れない、実施地域・国での社会的・文化的・宗教的な背景への理解なしには、問題を理解することは難しいと感じられます。 そもそもFGMが国際社会で問題とされたのは、リプロダクティブ・ヘルス
新疆大学の学長だったタシポラット・ティップが中国・北京の空港で拘束されたのは2017年3月のこと。その後、「党に忠誠を尽くすよう見せ掛けて、実は民族主義者であるという『両面人(二面性を持つ者)』」などのレッテルを貼られ、「国家分裂主義者」として中国共産党から執行猶予2年付きの死刑判決を受けた。 【動画を見る】ウイグル弾圧の実態 ティップは日本の東京理科大学に留学し、博士号を取得した地理学と地質学の専門家だ。拘束から2年以上が経過した9月中旬、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは家族や複数の情報源の調査の結果、ティップの死刑が近く執行される恐れがあると判断。即時の無条件釈放を呼び掛ける声明を公表した。 死刑執行が懸念されているのはティップだけではない。ロシアに留学し、ウイグル伝統医学の大家であった新疆医科大学のハリムラット・グプル元学長、新疆ウイグル自治区教育庁のサッタル・ダウッ
アメリカのタレント、キム・カーダシアン・ウェストさんが25日に発表した自身の矯正下着のブランド名に「キモノ」という名称を使用し、日本の伝統的な着物を侮辱しているとして物議を醸している。 カーダシアン・ウェストさんは、矯正下着「キモノ・インティメーツ」について、「女性の体型や曲線を称え、引き立たせる」としている。 しかしソーシャルメディア上では、矯正下着ブランド名に「キモノ」を使用することは、伝統的な着物を軽視しているとして、多くの日本人が反発している。 サンフランシスコ在住の大石結花さんは、BBCに対し、着物や日本文化への敬意がないと話す。 「私にとって着物とは、子供の成長、婚約・結婚、卒業を祝ったりする時に身に纏う特別なものだが、普段着として着用されている方も多くいる。今回キム・カーダシアンが発表した下着は、日本の着物からインスピレーションを受けたものでもなく、ただ単に自分の名前にかけた
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く