時たま、ニュースを騒がせる乳児遺棄事件。 その悲劇に、誰しもが胸を締め付けられることだろう。 こうした事件は日本だけに限らず、アメリカでも起きている。今、24年前に起きた乳児遺棄事件が新展開を迎え、大きな注目を集めている。 少なすぎた手がかり、数十年に及んだ途方もない調査1997年11月18日、クリスティン・マリー・ウォーレン(現在50歳)は、米国シアトルのメープルリーフ地区にあるガソリンスタンドのトイレ内で男の子を出産。クリスティンは生後まもない赤ちゃんをガソリンスタンドのゴミ箱に遺棄した。その2日後、ガソリンスタンド従業員が発見したことにより事件は明るみになった。 店内の監視カメラは、赤ちゃんを遺棄したと思われる母親らしき人物の姿は捉えていた。しかしあまりにも少ない手がかりであったため、シアトル警察は途方もない捜査に取り組むこととなった。 警察は2018年、現場に残された母親のDNA型
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