山上徹也容疑者(41)が安倍晋三元首相を銃殺したことをきっかけに、政治との関係が明るみに出た統一教会。その合同婚といえば、1992年に歌手の桜田淳子が参加したことで話題になった。当時、教祖によって決められた見知らぬ異性と結婚するというシステムに世間は驚愕した。当時の教えはいまでも変わらず受け継がれているが、全国霊感商法対策弁護士連絡会の東京事務局長を務める渡辺博弁護士は合同婚の仕組みをこう解説する。 「教祖の文鮮明により“祝福”を受けて家庭を築くことは、原罪から解放され、救済が実現する唯一の方法とされています。信者たちにとって、合同結婚式は非常に重要なイベントであると同時に、統一教会にとっては大きな資金源でもある。合同婚への参加費用は一人あたり140万円。この金額は国ごとに異なり、日本人は他国よりも高額に設定されていると聞いています。ちなみに、この140万円に渡航費や宿泊費は含まれていませ