東京都調布市を走行していた京王線特急内で乗客17人が負傷した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された男が「仕事や友人関係がうまくいかず、人が多いハロウィンの日に大量殺人を計画した」と供述していることが1日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁調布署捜査本部は、計画的に無差別殺傷しようとした可能性もあるとみて、慎重に調べている。 【写真】警察官に事情を聴かれる服部恭太容疑者 逮捕されたのは住所・職業不詳の服部恭太容疑者(24)。調べに対し容疑を認め、「今年6月ごろに仕事で失敗し、友人関係もうまくいかず、死にたかった。自分では死ねないので、2人以上殺して死刑になりたかった」などと話している。被害者らとはいずれも面識はなかったとみられる。 特急列車で犯行を狙った理由については、「駅と駅の間の走行時間が長く、犯行に適していた。(8月に発生した)小田急線の刺傷事件を参考にした」という趣旨の説明をしてい