それと同じメカニズムが働いていると考えられる事件もしばしば起きています。去年の6月、東海道新幹線でなたを振り回した小島一朗被告(当時22歳)も、実の両親とうまくいかず、姉とのきょうだい格差に悩んでいました。中学生のとき姉は新品の水筒を買ってもらったのに、彼は中古のものしか与えられず、両親の寝室で暴れて警察沙汰になっています。それから施設に入り、定時制高校に通って社会に出たわけですが、結局は事件を起こしました。彼も本当は親に対する怒りがあったのに、方向転換して関係のない人を傷つけたわけです。この事件では女性が狙われ、止めに入った30代の男性が亡くなりました。 怒りを方向転換して全然関係の無い人に向ける。その置き換えが日本ではいたるところで起こっています。それだけ多くの人が欲求不満を抱えているということです。 そして、その矛先は必ず自分より弱い人に向きます。2016年7月に相模原市の障害者施設
川崎市登戸の路上で児童ら19人が相次いで殺傷された事件をめぐり、メディアの報道姿勢に批判が殺到している。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】 フジテレビ系のFNN PRIMEは5月30日午後5時10分に「部屋にテレビとゲーム機 岩崎容疑者の自宅」と題した記事を配信。 《警察は29日、岩崎隆一容疑者(51)の自宅に捜索に入ったが、部屋は整然と整理されていて、テレビのほか、ポータブルのゲーム機やテレビにつないで遊ぶゲーム機などもあったことが新たにわかった》と報じた。 また日本テレビ系の日テレNEWS24も、午後5時49分配信の「川崎死傷 男の自宅からテレビやゲーム機」というニュースで、以下のように報じている。 《警察が29日、岩崎容疑者の自宅を家宅捜索したところ、部屋からテレビやゲーム機が見つかったという》
川崎市多摩区で児童ら19人を殺傷し自殺した岩崎隆一容疑者(51)は、長期間定職に就かず引きこもり状態で、高齢の伯父夫婦の支援で生活していた。 市は伯父らから相談を受けていたが、内容は介護が中心で、岩崎容疑者本人への面談や支援は行われなかった。 内閣府は昨年、中高年(40~64歳)の引きこもり実態調査を初めて実施。3月に公表した結果では、定職がなくほとんど外出しない「引きこもり状態」の中高年は全国に推計61万3000人おり、その半数が5年以上の長期にわたっていた。 引きこもりの子と養う親がともに高齢化し、生活が行き詰まることは、それぞれの年齢から「8050問題」と呼ばれている。実態が見過ごされてきた上、人数は内閣府の別調査で推計された15~39歳の引きこもり数(約54万人)を上回っており、問題は深刻だ。 引きこもり問題に詳しい愛知教育大の川北稔准教授は「未婚無職の子が親の年金に頼り切り、共倒
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