政府は20日、新型コロナウイルス対策として、全国民への10万円給付などを盛り込んだ総額25兆6914億円の2020年度補正予算案を閣議決定した。
日本より約1カ月早く、事実上の国境封鎖をアジアで初めて断行したマレーシアで、少しずつその「ロックダウン効果」が見え始めている。 当初、日本より感染者数、死亡者数ともに大幅に少なく、3月前半までは目立った感染者数の伸びも確認されていなかったマレーシア。しかし、3月15日に突如として前日の35人から190人と急速に1日当たりの新規感染者数が増加した後、連日100人超の新規感染者数を記録し続け、4月初旬までの間には同200人を超える日も出ていた。 「マレーシアの窮状が示す集団行事の巨大リスク」(2020年3月24日配信)で詳しく報じたように、クアラルンプール郊外のモスクで行われた大規模礼拝が集団クラスターとなったこともあり、マレーシアでは3月下旬において大幅な感染者数の伸びが続き、日本の感染者数を一時は一気に追い抜く事態となっていた。 これを受けて、マレーシア政府は非常に早い対応を見せた。翌3月
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