虹彩識別システムをのぞく男性(2006年1月30日撮影)。(c)AFP/Getty Images/William Thomas Cain 【8月10日 AFP】米国の研究者らが、世界初の電子「アイ」カメラを開発したとする論文を6日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表した。 カメラは、人間の目の大きさと形状を持ち、極小の検出器がワイヤーでつながれ、メッシュ状になっているために曲げることが可能となった。歪みのない次世代デジタルカメラ、ビデオカメラの先駆けとも言えそうだ。 動物の目は実際は球形だが、従来の人工視覚システムは平面に限定されてきた。研究を主導した米イリノイ大学(University of Illinois)のジョン・ロジャース(John Rogers)氏は、「このカメラは初めて2次元を超えた」と話している。 このカメラは、視力を失った人に移植される人工電子網膜としても最適だ