Win32プログラムはWindows OS上で動作する。一方、.NETプログラムは.NET Framework上で動作する。ちなみに、プログラムが実行される基盤となるソフトウェアは「実行プラットフォーム」と呼ばれる。つまり.NET Frameworkは、.NETプログラムを実行するための実行プラットフォームである。 .NET Frameworkは、マイクロソフトの企業戦略でもある「Microsoft .NET」を実現するための「フレームワーク(仕組み)」を提供してくれる。具体的には、WebアプリケーションやWebサービスといったプログラムの作成と実行を実現するための仕組みが提供される。 .NET Frameworkがもたらす最大のメリットは、最初に述べた「開発生産性の向上」である。そのほかにも、「高機能性」や「より強固なセキュリティ」などのメリットもある。逆にデメリットを挙げるとすれば、.