Scalaの特徴を紹介し、基本構文や関数、 クラスなど、Scalaの基本的な機能について 解説する入門連載 EclipseでScalaプログラミングを始めるための基礎 スケーラブルで関数型でオブジェクト指向なScala入門(1) 概要や5つの特徴を紹介し、開発環境を構築して対話型実行環境「REPL」やEclipse上でHello Worldを実行します
そもそも「関数」とは? 関数ならC言語にもあるのでは 関数型でいう「関数」とは、C言語における関数やC++/Javaでいうメソッドとは微妙に異なる。関数型における「関数」とは、その出力が入力だけで一意に決まるものを指す。一方、C言語など一般的なプログラミング言語では、関数の出力は必ずしも入力だけでは決まらない。関数の内部にある変数の値、システム全体の状態などによって、同じ入力を与えたとしても出力は変わってしまうものが多い。結果として、関数の動作は複雑になり、コードの可読性も悪化、テストもしにくくなる。 関数型でいう「関数」は、プログラムをよりシンプルにする仕組みであり、関数型プログラミング言語では、この「関数」を主体にしたプログラミング・スタイルを支援する仕組みが備わっている(関連記事)。手続き型のプログラミング言語でも、状態などを入力に含めて記述すれば、関数型でいう「関数」と等しくなる。
2012年9月初頭、東京・某所で開催された「函数プログラミングの集い 2012」というイベントに参加した。 このイベント、文字通り、「Haskell」や「Scala」「OCaml」「F#」「Erlang」といった関数型プログラミング言語に関するイベントなのだが、その午前中の講演を聞いて、筆者は少々面食らった。 関数型プログラミング言語などの研究者である電気通信大学 准教授の中野圭介氏による講演だったのだが、同氏は講演が始まるや否や「これから『爆弾』を投下します」と前置きし、こう述べたのだ。 「『関数型言語』を使ってはいけない」と。 関数型プログラミングに関するイベントで、いきなり「使うな」という発言は、確かに衝撃的である。筆者だけかもしれないが、この発言の後、一瞬、会場が凍り付いたようにも見えた。一体、どういうことか。 実はこの発言、「使うな」という部分に重点があるのではなく、「関数型言語
本連載では,次世代のエンタープライズ・プラットフォームを支える言語として,このところ最も注目を集めている言語「Scala」の魅力をお伝えしていきたいと思います。Scalaは,技術的にもかなり刺激的で,楽しい言語に仕上がっています。最初の一歩から刺激的な技術解説まで,幅広くScalaのおもしろさ,楽しさをお伝えしたいと思います。 第1回 なぜScalaなのか? 第2回 Scalaの基本的な文法 第3回 Scala言語を探検する(1) 第4回 Scala言語を探検する(2) 第5回 Scala言語を探検する(3)関数型言語としてのScala 第6回 Scala言語を探検する(4)Scalaの型システム 第7回 関数脳のつくり方 First Season 第8回 Scala DSLでできること 第9回 Scala DSL事始め(前編) 第10回 Scala DSL事始め(後編)
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