ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)で営まれた葬儀の様子(2006年7月7日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/Mauricio LIMA 【10月24日 AFP】ブラジルで、しめやかに営まれていた通夜の席が突然、パニックに陥った。参列者たちは悲鳴を上げ逃げ出し、失神する女性も出る始末。それも無理はない。死んだはずの当人が通夜に現れたのだ。 ブラジルのニュースウェブサイトG1が伝えた経緯によると、バイア(Bahia)州アラゴイニャス(Alagoinhas)で洗車の仕事をしているギルベルト・アラウージョ(Gilberto Araujo)さん(41)は、路上でたまたま出会った友人から死んでいなかったのかと驚かれた。聞けば、アラウージョさんの家族は今、埋葬の準備に追われているという。 「葬儀場のひつぎの中には確かに俺がいたというんだ。だから言ってやったんだ。俺はちゃんと生きてるよ