覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで逮捕された元プロ野球選手清原和博容疑者(48)について、薬物依存のリハビリを目指す団体「日本ダルク」代表近藤恒夫氏(74)と、元タレント田代まさし氏(59)が7日までにインタビューに答えた。両氏はともに、いまだ「今日1日やめる」を続けようとしている薬物依存者であることを強調。田代氏は「自分はクスリをやめられない『病気』なんだって自分で認めた時に、ようやく回復のスタートに立てた」と経験を語った。 清原容疑者が逮捕されたと聞き、近藤代表は正直、うらやましく思ったという。思い浮かんだのは初めて覚せい剤を使った時の快感。全国60カ所のダルクでは1200人の薬物依存者が「今日1日だけやめてみよう」と努力を続けている。その代表者でも「あの『最初の1発』を追い掛けちゃうんだよな」。薬物依存症はそれほどに恐ろしい、一生治らない病気だという。 新宿区内にあるダルク本部で、近