12月8 統合失調症に関連していた除夜の鐘と同じ数の遺伝子 カテゴリ:統合失調症遺伝子 現在、統合失調症に関連すると報告された遺伝子は1008種の遺伝子が登録されている(2014年11月現在)。私が大学を卒業した頃には、まだドーパミン受容体の遺伝子さえクローニングされてなかった。それを思うと隔日の感がある。しかし、逆に、増えすぎてしまっている。本当に、1008種が全部、統合失調症の発病に関与しているのであろうか。多くは発病後の2次的な変化に関与しているのかもしれない。しかし、それはまだ誰にも分からないままなのであった。http://www.szgene.org/ もし、その全てが平等に等しく統合失調症に関連しているのであれば、その組み合わせの数は膨大な数となり(例えば、1008種中の100種が関連しているとしても、その組み合わせは1.4774E+140通りもある)、それでは、あまりにも多す
9月15 統合失調症の初発エピソードに対する生物学所見と治療 カテゴリ:統合失調症精神医学 今回は前2回のブログをまとめたような総説を紹介したい。この総説には、統合失調症の発病に絡んでくる灰白質の変化、白質の変化、グルタミン酸神経伝達システム、炎症、認知機能障害、などの内容がコンパクトにまとめられている。このR S Kahnらの総説を読めば、統合失調症の発病に関するメカニズムや、初発時における治療に対する新しい考え方を理解することができるはずである。非常に長い総説であるが、最後まで読んで頂きたい。 統合失調症の初発エピソードに対する神経生物学所見と治療 「The neurobiology and treatment of first-episode schizophrenia」http://www.nature.com/mp/journal/vaop/ncurrent/full/mp201
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