コンピュータが仕事を奪う ここ数年、授業や卒論指導、研究室や飲み会の場において学生に伝えたいと思っていたことが見事にかつ分かり易く述べられている。ここまでうまく説明されていることに、計算機科学分野の研究者および大学教員の端くれとして、正直嫉妬するくらい。脱帽。 計算機科学系の学部生は必読。子育て中の皆様も必読。これは本当に良い本。 この本の何が良い点なのか?それは、計算機にとって何が得意で、何が不得意なのかをきっちりと把握させようとしている点。そして、それを丁寧に行っているという点。 計算機科学系の学科において、どういう学生を社会に送り出すべきかを考えれば、この「計算機にとって何が得意で、何が不得意なのか」を自分の言葉で他人に説明できる学生を社会に送り出すべきなのは明らか。これを把握した上で、社会を幸せにするための何かを生み出せる人材ならば、完璧。この本は、それを計算機科学系の大学卒業者で