味は良くても、形が不揃いで「規格外」になってしまった作物のための販路を拡大する事業を興すため、起業の選択をした新谷さん。ピアノの先生として生活するものの、そこまでやりたいことではないと感じながら過ごす中で、何がきっかけで起業を決意したのか?お話を伺いました。 勉強が嫌いだから、ピアノの道に進む 私は山梨県で生まれ育ちました。小さな頃から好奇心旺盛で、習い事をたくさんしていました。水泳、ピアノ、絵画、新体操、その他にも数えられないくらいの教室に通っていて、毎日習い事をはしごするような生活でしたね。 ただ、それぞれ忙しくなり、並行が難しくなってきたので、先生が一番優しかったピアノに集中することにしたんです。また、仲良くしてもらっていた1歳年上の近所のお姉さんが「音大を目指す」と言っていたので、私も音大を目指すことにしました。正直、ピアノがやりたいというよりも、勉強が嫌いだったので、そっちに飛び