複数のユーザーが同時接続すると、NICがボトルネックとなってネットワークのパフォーマンスが低下することがある。bondingドライバを利用すると、複数のNICを束ねて仮想的な1つのイーサネットデバイスにすることができる。これにより、NICに起因するボトルネックが改善できる場合がある。ここでは、NIC×2+Fedora Core 5(FC5)という環境を前提に、bondingドライバの利用方法を説明する。 FC5の場合、bondingドライバはインストール済みなので、設定を行うだけで利用できる。最初に、/etc/modprobe.conf(ディストリビューションによっては/etc/modules.conf)に以下の記述を追加する。 続いて、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bond0、/etc/sysconfig/network-scripts/ifc