コクラン共同計画は国際的な非営利研究組織で、メタ分析(試験の数は多いが個々の規模が小さく、単独では答えが出せないときに有効)を含む医療情報を体系的にまとめて発信しています。http://www.thecochranelibrary.com/view/0/index.html 日本語で部分的に読めるサイト⇒http://minds.jcqhc.or.jp/n/ 使い方⇒http://plaza.umin.ac.jp/~literis/cgi-bin/fswiki/wiki.cgi?page=TheCochraneLibrary ⇒http://www.wiley.co.jp/ 日本語サイト(Minds)で脳卒中関連のリハビリについて調べてみました。 記憶障害、注意障害、半側無視、失行、早期のAD患者または血管性痴呆患者に対する認知トレーニング、認知障害に対する作業療法など高次脳機能障害につい
1.運動によるBDNF効果(認知症・アルツハイマー) 歩くことは人間にとって最良の薬である ヒポクラテス 概要 神経細胞回復の鍵を握るBDNF 以前は、脳神経細胞は一度死んでしまうと、二度と復活しないということが定説だったが、今では少なくとも海馬や背外側前頭前皮質などある特定の領域では、神経細胞が再び回復するとされている。 脳神経細胞を成長させる因子にはBDNFとNGFが知られているが、特にBDNFが、非常に重要な鍵を握っており、BDNFをいかに多く増やしていくかが、短期記憶を司る海馬細胞を回復させるため、ひいては脳機能の低下を防ぐために重要になってくる。 運動のもっとも重要な認知機能効果はBDNFの増強 運動の認知機能改善への作用は多岐にわたるのだが、運動のもっとも大きな利益はBDNFが増加することにあると多くの研究者の間で考えられている。 であれば、単純にBDNFを投与すればいいんじゃ
「自分を変える習慣力」(著:三浦将)より 運動で脳力がアップする? 人生はロングラン、健康を保ち続けるには、食事の習慣と並んで、運動の習慣が大事だと頭ではわかっています。でも、忙しい毎日の中、なかなか運動をする時間が取れないという状態の方も多いと思います。 運動には、健康促進という面の他にも、心への効果も見逃せません。 有酸素運動状態では、幸せホルモンのセロトニン、快楽ホルモンのドーパミンなどの成長ホルモンが特に分泌しやすく、これらが気分の向上をもたらすと考えられています。 セロトニンは、快楽ホルモンのドーパミンと怒りとやる気のホルモンであるノルアドレナリンの調整役として、適応力や心のバランスを整える効果があります。心のバランスが取れるので、幸せな気分になり、情緒が安定するのです。 みなさんにとって更にいいニュースは、運動により脳のニューロンが結び付くという事実が発見されていることです。
ぼくの仕事は主にPCワークなんだけど、毎日毎日PCに向かっていると正直うんざりしてくることがある。 だるくて頭が働かないので仕事も全然進まない。 これをどうにかしたいと、いろいろ試行錯誤していた。 ある時、昼休みに運動を取り入れてみることにした。 なぜ昼かというと、そこしか時間がとれなかったからだ。 運動によって昼休み明けの気怠さが消えた アメリカの高校で起きた奇跡 脳の中では何が起きているのか? −科学的知見− 集中力とモチベーションの向上 脳細胞同士の新しい結合を促す 新しい脳細胞がつくられる まとめ つまり、運動をせずに知的労働をするのはめちゃくちゃ損ということだ 運動によって昼休み明けの気怠さが消えた すると、あれだけダルかった昼休み明けの時間に、ものすごく頭が冴えるようになった。 いつもは面倒でやる気のしないデータ整理の作業も、なぜかそんなにイヤだと感じない。 それまでとは比べも
なぜ 「有酸素運動」が良いのでしょうか。それは、脳細胞のエネルギー源ともいえる重要な栄養素 「 BDNF(脳由来神経栄養因子 )」という物質が、有酸素運動によって体内につくられるからです。この栄養素は記憶の働きをつかさどり、脳の中枢を担う 「海馬」に大きく関わりを持っています。(瀧靖之) 脳には、有酸素運動が良いというのが定説になっています。 以前紹介した脳を鍛えるには運動しかない!(ジョン J. レイティ、エリック ヘイガーマン著)にも 書かれていたのですが、脳由来神経栄養因子(BDNF)が 書籍生涯健康脳(瀧靖之著)の中でも紹介されていました。 BDNFはニューロン回路を構築、維持しているタンパク質の一種なのですが なんとこのBDNFは運動によって、増加することがわかっているのです。 しかし、このBDNFは加齢とともにどんどん減っていいくのです。 ミドル世代が運動を怠ると、たいへんなこ
有酸素運動であるウォーキングは健康にいい。当たり前のように聞こえる言葉ですが、実はそれを裏付けるだけでなく、寿命にも大きな影響を与えるという多くの研究結果が発表されています。さらには、“速く歩くことができる人”ほど健康寿命が長いという調査結果もあります。それはどうしてなのか、ご紹介します。 2010年、海外で発表されたある研究結果が注目を集めました。30~55歳 (研究開始時) の女性1万3535人に対して、調査開始時と9年後に歩行速度を調査し、その時の歩行速度と70歳になった時の健康状態の関連を調べたものです(※1)。歩行速度が時速3.2km未満のゆっくり歩きの人を「1」とした場合、時速3.2~4.8kmの普通のスピードで歩く人は「1.9」倍、時速4.8km以上のやや早歩きで歩くことができる人に至っては「2.68」倍、“サクセスフルエイジング達成率”が高かったという結果が発表されました。
「インスリン抵抗性は、運動を習慣として行うこと、栄養バランスの良い健康的な食事を摂ること、標準体重を維持することで改善できます。そうした習慣は脳の健康にとっても良いのです」と、テルアビブ大学医学部のデイビッド タンネ教授は言う。 研究には心血管疾患の既往のある平均年齢57.7歳の489人の患者が参加した。空腹時血糖値と空腹時インスリン値から算出されるHOMA-IRの値はインスリン抵抗性の指標となる。 研究チームは参加者を20年以上、追跡して調査し、研究開始時と5年ごとにHOMA-IRの値を測定した。同時に、記憶力や学習力、注意力、視覚的な空間把握などを調べる認知機能能力を行った。 その結果、HOMA-IR値が高い、つまりインスリン抵抗性のある患者では、認知能力が低下していることが判明した。HOMA-IR値の上位4分の1の患者では、下位4分の3の患者に比べ明らかに認知能力が低下していた。 「
お知らせ 2024年10月16日 研究トピックス「皮膚にやさしく触れる刺激で肩こり症状を緩和」を更新しました プレスリリース 2024年10月15日 <プレスリリース>日常的なカマンベールチーズの摂取習慣が認知機能の高さと関連することを地域在住高齢女性を対象とした疫学研究により確認 お知らせ 2024年10月10日 常勤研究員(任期付)[老化細胞研究テーマ(仮称) テーマリーダー 研究副部長]を募集します 研究員 2024年10月10日 常勤研究員(任期付)[老化細胞研究テーマ(仮称) テーマリーダー 研究副部長]の募集 イベント 2024年10月10日 第169回老年学・老年医学公開講座「アルツハイマー病の新しい治療薬『レカネマブ』とは? -認知症と共に暮らす共生社会の実現―」の講演動画を公開しました 過去のお知らせ一覧へ 研究成果 2024年08月09日 日本老年精神医学会 優秀論文奨
こんにちは、ムトウです! 今回は前回の記事の続きということで、1日30分の運動がどう脳にいいのか?どの程度の運動をすればいいのか?ということについて書いていきます。 前回の記事はこちら↓ non-suger.hatenablog.com 速く歩く程度で脳神経が増える 海馬を大きくするために行う有酸素運動は、ウォーキングでもジョギングでも、サイクリングでも水泳でも構いません。 ポイントは、一定の心拍数で有酸素運動をすること。「ハァハァ」と息が軽く切れる程度の運動を継続するのがポイントです。 筑波大学大学院人間総合科学研究科の征矢英昭教授が2014年に発表した研究によると、海馬を刺激するには、1分間に90~100ぐらいの心拍数の運動でも効果があることがわかりました。 この心拍数は、ランニングよりはスローペース、速く歩く程度のジョギングによってもたらされます。このペースで行う運動を1日10分程度
当記事のそれぞれの章で、エビデンスや理由を解説していますので、ご興味のあるものからお読み頂ければと思います。 なお、情報の正確性にはできる限り追究しておりますが、その効果を確実に保証するものではありません。また、持病をお持ちの方は、担当医師とご相談の上、運動メニューをご調整ください。 以上のことをご留意の上、お読み頂けますようお願い申し上げます。 1. 運動する人ほど仕事や勉強のパフォーマンスが高い「仕事や勉強でもっと大きな成果を出せるようになりたい」 もし、あなたがそう望まれているであれば、運動が、そのための大きな原動力になる可能性があります。 1.1. 運動している人ほどパフォーマンスが高かった?!運動には、あらゆる面で、脳の生産性を向上する効果があることが明らかになってきています。特に仕事の生産性や、勉強の学習効率の向上には、目を見張るものがあります。 早速見ていきましょう。 運動を
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