本エントリでは、tcpdumpコマンドを使用してコネクションの確立、終了を確認することにより、TCPのコネクションの理解を深めます。 TCPのコネクションを理解する目的 TCPのコネクションを理解すると主に以下のメリットがあります。 NW関連(主にTCPコネクションまわり)の問題切り分け・トラブルシューティング力が向上する。 NW関連(主にTCPコネクションまわり)のテストケース観点を習得できる。 NW関連の共通言語が習得できる。 TCPでデータを転送する場合、データの転送を行う前にコネクションを確立する必要があります。 TCPのコネクションを確立する際は、以下の3way handshake(3ウェイ・ハンドシェイク)で処理が行われます。 TCPクライアント(TCP A)は、TCPサーバー(TCP B)にコネクション確立要求を送信する。(syn) コネクション確立要求を受けたTCPサーバー