布ジャパンが世界と戦うには (1/2) U−18日本代表監督、ユースダイレクター布啓一郎氏インタビュー第1回 2008年10月から11月にかけてサウジアラビアで行われたAFC U−19選手権準々決勝で日本は韓国に0−3で敗れ、9月にエジプトで開催されるU−20ワールドカップ(W杯)2009の出場を逃した。日本がU−20W杯(旧称ワールドユース)本大会の出場を逃したのは実に16年ぶりのこと。この敗戦をきっかけに日本では育成の危機や指導の画一化による弊害が声高に叫ばれるようになったが、この状況下でU−18日本代表監督に就任したのがユース(若年層)育成のトップとしてJFAユースダイレクターを務める布啓一郎氏だ。 育成トップの人間がU−18日本代表監督を兼任することは一見、「異例の人事」と見えるかもしれないが、本人は「それぞれ分けて考えるべき」と冷静に受け止めている。今回、布氏が指揮を執るU−