新潟県中越沖地震で被災し、運転停止が続く東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)で最も早く稼働再開が見込まれる7号機について、柏崎市消防本部は30日、消火機能に問題がないことを確認した。 市は、消防法に基づく緊急使用停止命令を近日中に解除する。これを受け、東電は営業運転並みに原子炉を動かす起動試験に向けた準備を本格化させる。 同原発では、地震発生直後に3号機の変圧器から出火。市は、余震で新たに火災が起きるおそれがあるとして関連機器の使用停止命令を出していた。 30日の点検では、市消防本部の担当者10人が7号機のタービン建屋に入り、潤滑油が発火した際に二酸化炭素を吹き付けて消火する機能が正常に作動するかどうかなどを確認した。