日本のプロ野球を目指すと表明し、会見終了間際に涙を流す花巻東高校の菊池雄星投手。奥は野球部の佐々木洋監督=岩手県花巻市の花巻東高校で2009年10月25日午前11時16分、丸山博撮影 岩手・花巻東高の菊池雄星投手(18)が国内球団入りの希望を表明したことを受け、日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーは25日、「自分の今後の人生を考え、熟考した上での決断が、菊池選手の豊かな将来に結実することを心から期待します」とコメントを出した。 【写真特集】菊池だけじゃない!ドラフト有力選手2009 メジャー流出を危惧(きぐ)していた日本のプロ野球の各球団からも、安堵(あんど)の声が相次いだ。日本ハムの山田正雄ゼネラルマネジャーは「春からドラフトで指名すると決めていた。ドラフト戦略を変更せずに済んだのでホッとしている」と話し、阪神の沼沢正二球団本部長は「1位指名に変更ない。日本球界にとって