身の回りにある化学物質について3人に2人が健康や動植物への安全性に関して「不安があるものが多い」と感じていることが内閣府の世論調査で分かった。また、7割が食品などの表示が分かりづらいと感じていた。 調査は6月、全国の20歳以上の男女3000人に面接し、1942人が答えた。 化学物質という言葉の印象では、70%が「危ないもの」と回答。安全性については67%が「不安があるものが多い」と感じ、性別では女性が74%と男性の59%を上回り、強い不安感を持っていることがうかがえた。 社会に求められる取り組みとしては「情報公開」「より安全な化学物質に切り替える」「製造・使用から廃棄にいたるまで対策をとる」という選択肢を選ぶ人が多かった。