衝撃的なアクシデントは6分間の公式練習のさなかに起きた。 フィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦となる中国・上海大会。8日は、男女のシングルフリーが行われたが、その男子フリーの最終滑走組の公式練習で羽生結弦(19)が、後ろ向きの滑走から前を向く瞬間に、同じような動きをしていた中国のエン・カン(閻涵、18歳)と正面衝突。 羽生の額が、エン・カンの顎にぶつかった。その凄まじい衝撃でおそらく脳震盪を起こしたのだろう。羽生は、顔面からリンクに打ち付けられ、その際、顎を強打。仰向けになったまま微動だすることができなかった。 額と顎からはひどい流血。うつろな表情で、痙攣を起こしたようにリンク外に引き上げた羽生は、頭に肌色のテーピングをグルグルまき、あごの裂傷部分に絆創膏が張られる痛々しい姿で再び、公式練習のためリンクに現れた。無意識なのか、涙があふれている。滑り出したが、足はよろけて顔は真っ青。
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