維新の党の橋下徹最高顧問(大阪市長)は8日、大阪市内で開かれた大阪維新の会の会合で、大阪府と市を統合する「大阪都構想」について、「(住民投票の)一度の否決が決定的にすべてを結論づけるものではない」と述べ、再び実現を目指す考えを示した。 11月22日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選や、来夏の参院選に向け、党の結束力を保つ狙いがあるとみられる。 都構想の制度案は5月17日の住民投票で否決され、廃案になったが、この日の会合では、出席者から「都構想に勝る政策はない」「理解してもらうまで頑張るべきだ」との意見が相次ぎ、橋下氏も「僕は政治的には死んだ。次に続く維新のメンバーに引っ張っていってほしい」と応じた。