───6月4日に行われたオーストラリア戦は1-1の引き分けとなりW杯出場権を手にしたわけですが、戦前はどのような試合になると予想していましたか? そのような予想はしません。私が読売新聞でサッカー評論の仕事を続けているのは、サッカーの素敵な部分を広く伝えていく、そしてサッカーの値打ちを上げていくことに意義を感じているからで、試合に勝った負けたで一喜一憂するような捉え方はしていないのですよ。立場的にも勝っても負けてもどうということはないですし。 ───試合は記者席からご覧になっていたのですか? はい。W杯出場権をほぼ手にした中でホームの試合ですから、どちらかというとのんびり見てましたよ。 ───先発メンバーからなにか感じるものはありましたか? ほぼ予想通りではないですか? 岡崎と清武、どちらを使うのかなというところが気になったくらいで。 種をまいた岡田監督に再評価を ───前半は日本がやや押し