ザックが大会前に何を考えていたのか。おそらくは、ガス抜き、だったのではないかと思う。新戦力を試さないという批判。固定メンバーで戦い過ぎという批判。そういう批判を和らげるための大会として、東アジアカップは仕様的にもタイミング的にも抜群だった。とても意地の悪い言い方をすれば、ザックにとってはどちらに転んでも良かったのだと思う。新戦力が活躍すれば当然多くの人は満足するし、しかし、もし活躍しなかったとしても、だから新戦力を試さずに現在の主力メンバーを固定して戦ったきたのだ、という事をザックは言う事ができる。つまり、どちらにしても、批判をガス抜きする事ができる、という事であり、おそらく、大会前のザックの腹の片隅には、そういう算段があったのではないかと推測する。 そして迎えた初戦の中国戦。まだザックの肩には力が入っていなかった。しかし、スコア「3−1」として2点のリードを奪いながらも同点に追い付かれる
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