◇パ・リーグ 楽天4―3西武(2013年9月26日 西武D) 最後まで直球勝負で通した。4年ぶりにリリーフのマウンドに上がった楽天・田中は、1死二、三塁のピンチに渾身のストレートを8球連投。栗山、浅村を連続三振で仕留めた背番号18は、ライトスタンドから一塁側にかけて陣取るイーグルスファンの方向へ向かって、派手なガッツポーズで優勝を報告した。 【写真】最終回、スタンドで手を合わ祈る里田まい 内野安打と四球でピンチを招いた。特に無死一塁で、ヘルマンは追い込みながら変化球勝負で歩かせてしまった。初優勝の重圧から恐る恐る、といった印象があったエースだが、ここでギアが入った。 栗山には150キロを超える真っすぐで追い込むと、遊びなしで3球勝負。見逃しの三振に仕留めた。 続く浅村。今季6打数3安打と打たれている4番にも150キロを超える直球を続けた。最後はこの日最速の153キロ。その気迫に押さ