「100歳まで生きる時代に、20歳までが『教育』、それから『仕事』、60歳で『引退』という人生の設計は、時代遅れだ」 と言い切るのは、組織論、人材論の世界的権威でビジネス思想家のリンダ・グラットン氏です。 100歳以上が6万5000人超と世界有数の長寿国である日本では、老後に多くのお金が必要なため、「長寿リスク」という言葉も聞かれるようになりました。少子化とも合わさって、「長寿」に対して、どちらかというと悲観的な見方が多い日本社会に、新しい著作で人生100年時代の前向きな働き方・生き方を提言するグラットン氏に聞きました。 (報道局・影圭太記者) 「私たちの働き方、生き方を大きく変える要素の1つは技術革新。そして、もう1つの重要な要素が長寿です。平均寿命は10年ごとに2年伸びている。つまり1年生きれば、さらに2か月の時間を与えられているようなもの。そうした時代には、より長い時間、より若く
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