インバウンドも好調で日本人観光客の動きもコロナ禍とは比較できない程の昨今、オーバーツーリズムの問題点はあるものの観光業界、特にホテル業界は一安心といったところだろう。そんな中、以前から大阪西成に宿泊している身として今、確実に西成のホテルも変化している事を感じる。 それは、二極化だ。1泊1,000円台の三畳一間バストイレ共同レベルのホテルは、「相変わらず」という言葉がぴったりなほど、地道に人気を博している。と共に、最近増加傾向にあるのが、いわゆる「高級西成ホテル」と呼ばれるアッパークラス。 前回にご紹介した「ホテル中央ブリッジ」も、しかり。1泊3,800円でバストイレ付き。1,000円台で泊れる西成で、なにもそんな高級ホテルに泊まる必要性はないのでは?と心の底で思ってしまう自分の感覚が怖い。むしろ世間から見れば、他の地域ならば5,000円以上するのが通常のクラスが3,000円台とかで泊れてお