宮崎県で発生している家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」を巡り、県は7日夜、新たに同県川南町の8農家の牛と豚計21頭に感染した疑いがあると発表した。これで、発生したのは1市2町の43施設(疑い例も含む)となり、殺処分頭数は牛と豚計5万9104頭に達した。 発表によると、牛を飼育していたのが4農家で、豚を育てていたのが4農家。6日に一部の牛や豚に症状が出たという。 8農家はいずれも、1例目の農家から南東に約3・5〜7キロ。8農家が飼育する牛計228頭、豚計1万3984頭は殺処分される。発生からの処分頭数は、牛計3329頭、豚計5万5775頭になった。 一方、農林水産省は7日、同県都農(つの)町、えびの市、川南町で見つかった6、9、11例目の感染が確定したと発表。これで確定したのは計10例となった。ウイルスの型はすべてO型だった。