イスラム教徒の団体が日出町に開設を計画している土葬の墓地について、町は、現在の予定地での開設に反対する地元住民の提案を受け、代わりの用地として近くの町有地を売却できないかどうかの検討を始めました。 別府市にあるイスラム教徒の団体は、国内に数少ない土葬の墓地を開設しようと、3年前、隣の日出町の南端地区に土地を購入し、開設の許可権限を持つ町との間で事前協議を進めています。 これに対し、地区の住民は、墓地の地下水がため池に流れ込み、農業用水や飲み水が汚染されるおそれがあるとして反対していました。 日出町によりますと、今月5日、町の仲介で住民とイスラム教徒の話し合いが行われた際、住民側が墓地の予定地を地区内の別の場所に変更することを提案したということです。 代わりの用地として提案があったのは、従来の予定地から数百メートル離れた町有地で、住民側は、地形上、地下水がため池に流れ込む可能性は低いとみてい