医師限定のソーシャルメディア「MedPeer」を運営するメドピアは11月4~5日の2日間、ヘルステックのグローバルカンファレンス「Health 2.0 Asia - Japan」を都内で開催した。 1日目のプログラム「Health 2.0 and Big Data」では、医療ITの改善ポイントについて、民間の立場でのプレゼンテーションと議論が行われた。登壇者は、京都大学 大学院情報学研究科 社会情報学専攻 EHR共同研究講座 特定准教授の粂直人氏、日本アイ・ビー・エム株式会社執行役員 研究開発担当の久世和資氏、MSD株式会社執行役員 メディカルアフェアーズ統括のリック・サイ氏。司会は東京医科歯科大学大学院 医療経済学分野教授の川渕孝一氏が務めた。 医療コストを見える化する「病院可視化ネットワーク」 最初に登壇した川渕氏は、ビッグデータの要素は3つの“V”、すなわち「Volume(大量のデー