ちがごろTwitterで話題の佐々木俊尚著「電子書籍の衝撃」を読みました。出版元の株式会社ディスカバー・ティエンティワンのサイトで、明日14日正午までの限定で電子書籍版をキャンペーン価格110円で販売しています。私は4月15日発売の紙の本を待ちきれずに、電子書籍版を買ってみました。 副題に「本はいかに崩壊し、いかに復活するか?」とあります。著者自身、長年たくさんの本を読んで書いてきた人です。キンドルやiPad脅威論で終わることなく、本に対する深い思い入れと冷静な思考が込められた内容になっています。 グーグルやアマゾンによる書籍の電子化は、日本の出版業界にとって「出版文化を脅かす”黒船”」という見方があります。著者はこれをバッサリ一刀両断にします。 そもそもいまの出版業界自体がそういう「良い本」をきちんと作って販売できるような状況になっていません。 つまりは「良い本が読者に届けられる出版文化