2014年のボカロシーンも一か月が過ぎたが、ボカロ曲に関しては特に大きな変化はない。前年に引き続き、物語調や少女漫画ちっくなPV、高音圧高圧縮ロックなどティーンをターゲットにした楽曲は伸びが良いものの、そこから外れると途端に注目の度合いは低くなる。多くは3桁再生に留まり、1000再生がそこそこ、10000再生を超える楽曲は有名Pのそれを除けば数えるほどしかない。つまりシーンは二極化しているのだが、これを悲観的な状況と捉えるかどうかは人によるだろう。僕自身は楽観的というか、「ま、そんなもんじゃね」くらいの感じでいる。そもそも貪欲に未知の音楽を求める人(音楽ジャンキー)はこの世の中で少数派であり、1000〜10000という再生数はなかなかリアルな数字だと思うからだ。適正値に落ち着いたともいえる。まあたしかにかつての熱狂と比べれば残念であるが、新曲のアップ数は減っていないし、新人も日々デビューし