東電福島原発は「テロリストの天国」 人為による「汚染水漏洩事件」が迷宮入り。警察は動かず、規制委員会、経産省も見て見ぬふり。 2014年4月号 BUSINESS またか、で済まされる話ではない。問題なのは量や濃度ではなく、誰かが漏らした、その誰かがわからない、ということだ。 東京電力福島第一原子力発電所内の汚染水貯蔵タンクから、超高濃度の放射能汚染水が漏れ出した。標準家庭の5カ月分の水道使用量に相当する110トンが一気に漏れ、その中にはこれまでで最高の放射性物質(ストロンチウム90濃度で飲料水基準の380万倍!)が含まれていた。 タンクからの汚染水漏れは2月19日午後11時25分頃、巡回中の作業員が見つけた。原因は単純。注水すべき「Eエリア」のタンクではなく、満杯に近かった「H6エリア」のタンクに汚染水が向かってしまったため、タンク上部から汚染水が溢れ、周囲の堰を越えて地中に漏れ出したのだ
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