技術を完全に消化し、いつルールを破るべきか知っている。また、技術記事などを執筆している。さらに、中級職人以下の職人を上級職人にすべく、組織に対して教育・指導を行っている。 社内の評価というのは相対評価であり、ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアパスを続けるためのモチベーションを維持するためには、外向きの活動が必要だということで、「名人」「匠」を定義しています。 このソフトウェア・スキル・インデックスを吉澤正孝さんと検討してまとめたのは、かなり前のことです。2007年に出版した『プログラマー現役続行』には掲載していますので、2005年か2006年に検討したのだと思います。 残念ながら、ここで定義されている「名人」「匠」のような活動をすることで社外からは評価されるようになっても、日本の多くの企業(特に大企業)では、社内からは評価されないかもしれません。その理由の一つは、名人や匠で定義している