2020年9月5日のブックマーク (1件)

  • 帯状疱疹後神経痛と共に読むドストエフスキー(連載6) 師匠と弟子 - 清水正ブログ

    近況報告 昨日、久しぶりに尾畑春夫氏のインタビュー動画を観た。二年前、行方不明になった子供を現地についてすぐに発見したことで、一躍有名になったひとである。尾畑氏はわたしより十年先輩であるから今年81歳である。とにかく元気はつらつで、どこから見ても隠居老人には見えない、現役のボランティアである。「スーパーボランティア」と言われると「わしはスーパーでもコンビニでもデパートでもない」とユーモアで切り返す粋人でもある。腰が低く、だれにでも好かれ、彼に出会ったひとは例外なく元気と癒しを授かる。ニーチェの超人とかラスコーリニコフの比凡人などという青春期の観念的麻疹のようなものでなく、尾畑氏の凡人哲学は自らの人生体験に立脚した確固たるものである。日常の暮らしの中に脈々と受け継がれていく凡の哲学はすばらしい。日語の「平凡」にしばし立ち止まり、そこにじっくりと身を置きたい心境にもなる。尾畑氏のインタビュー

    帯状疱疹後神経痛と共に読むドストエフスキー(連載6) 師匠と弟子 - 清水正ブログ