タワマン住民の悲哀を描いた短編小説をツイッターで掲載し話題を呼んだ窓際三等兵氏。この度、外山薫名義で小説『息が詰まるようなこの場所で』(KADOKAWA)を出版し、更に注目度が高まっている。改めて、窓際氏になぜ人々はタワマンや港区について異様な憧れを抱いてしまうのかを聞いた――。 港区女子はいつまでも港区に住んではいけない――窓際三等兵さんはタワマンや港区女子に対する造詣が異様に深いですね。前々から思っていたのですが、なぜ港区女子は東京タワーの写真をインスタにひたすら上げ続けるのでしょうか。 (窓際三等兵)麻布競馬場と聞く相手を間違えているのでは……というのはさておき、持論ですが、昔から東京都港区に住み、小学校から聖心女子学院や東洋英和女学院に通うような本物の港区民は、東京タワーの写真をインスタにアップして見せびらかしはしないのではないでしょうか。私の周囲でも、由緒正しい家柄の友人が自分の