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金井美恵子に関するshimomurayoshikoのブックマーク (2)

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    今では笑い話にしか聞こえないが、かつてノストラダムスの大予言が信じられていた時期があった。 それは『1999年7の月に空から恐怖の大魔王が舞い降りて、世界が終わる』という恐ろしい予言であり、 職場の同僚などは、『もう今年で世界が終わるんだから仕事なんかやってられないよ』と休暇をたくさん取り、 ほとんど遊んでばかりいたものだった(おかげで同僚はその冬、ひどいインフルエンザに罹っても休むことが出来なくなった)。 ところが1999年の7月を迎えても世界には何事も起こらなかった。至極平穏無事な月だった。 ただ、個人的にはある出来事があった。不意に一人の小柄な天使が舞い降りてきたのだ。皮肉屋で頭の回転が恐ろしく速い金井美恵子という名の天使が。 私はその夏中を使って、『金井美恵子全短編』を読み、『岸辺のない海』を読み、『柔らかい土をふんで、』を読み、文庫化された目白四部作を読み、当に満ち足りた、幸福

  • 金井先生は読んでいるのだろうか - Living, Loving, Thinking, Again

    そういえば、「もし金井美恵子が岩崎夏海の『小説の読み方の教科書』を読んだら」と妄想した人がいたのだった*1。 金井先生は「小説の読み方」についてどう言っているのだろうか、ということで、『小説論 読まれなくなった小説のために』から; でも、面白い批評というのは、多少の、これはちょっといただけないし、共感できないなあ、という部分がないと、実は読者としては困ります。あんまり正しいことばかり書いてあると、それ以外に読みようがないのではないか、という気持ちになってしまって、いささか圧迫感を感じます。幸い、ナボコフの読み方には、ちょっといただけない、というとこが、かなりありますから、そこがまたいいのです。(p.87) 小説家は自分の意図とは違う読まれ方をしても、たとえば志賀直哉は『暗夜行路』について小林秀雄と河上徹太郎が恋愛小説だと評した時、小説というのは幅広いものだ、と言ったそうですが、確かに、どう

    金井先生は読んでいるのだろうか - Living, Loving, Thinking, Again
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