ヒッチコックのロープという映画は、カットが無い。それはつまりどういうことかと言いますと、ずううっっっっっっと録画ボタンを押しっぱなしな訳です。長回し。「カットォ!!」が無い。あ、ちなみにカメラは移動してます。時に複雑な動き(レールのような物を使って固定&スライド。うろ覚えだけれども。)をしながら。 ただし、この映画は60年近く前のものなのです。その当時、そんなに長い時間撮影出来る機材があったか。ある訳ありません。え、どうやって撮ったの。となるわけです。方法はなんと、驚くなかれ。人の背中をドアップにします。黒いジャケットをドアップにするとほとんど真っ黒になります。その間にフィルムを交換するのです。繋げるとどうでしょう、なんとつなぎ目がほとんど目立たないではありませんか。 しかし、違和感が全く無いとは言えません。確かに死体を隠したタンスをテーブルにしてる等若干恐怖の演出があり、それとマッチして