貴乃花親方vs日本相撲協会の対立構造と酷似[ロンドン発]ノーベル文学賞を選考するスウェーデン・アカデミー(定員18人)がセクハラ・スキャンダルをきっかけに大きく揺らいでいる問題で、初の女性事務局長として文学賞を受賞者に手渡してきた改革派のサラ・ダニウス事務局長(56)が12日、信任投票の結果、辞任に追い込まれました。 「開かれたアカデミー」を目指して改革に取り組んでいたダニウス氏は同日開かれた緊急会議のあと辞任を発表しました。表向きは「リーダーシップの欠如」ですが、背景にはセクハラ・スキャンダルをウヤムヤに済まそうとする守旧派8人組とウミを出し切ろうとする改革派ダニウス氏らの深刻な対立があるようです。 セクハラ・スキャンダルは新たな女性の犠牲者を生んだと言えるでしょう。「融通の利かない頭の固い女は邪魔だ」というわけです。これがジェンダー先進国スウェーデンの現実なのでしょうか。ノーベル文学賞