基本的歌権や何かについては、この方のように丁寧にまとめられる方がほかに現れると思うので、私がことさらがんばってまとめる必要もないと思う(そもそも私はこのことばがどういう経緯で話題になったかといったことを追いきれていない)。 基本的歌権ということばについては、「作品の創作意図は最大限プラスの方向で汲みとられるべき」という主張だと理解している。 これはいわば、作品の背後にあると考えられる意図はその〈最善の相〉を読むべきであるという主張と相似だろう。作品のなかのことばの配置があげる効果を最大限に認めたうえで作品を批評するのは、その解釈に説得力があるかぎりにおいて、フェアな態度のあらわれだと思う。それ自体はおかしな主張ではない。問題は、いわゆる読者主義と呼ばれる立場にあっては〈最善の相〉に最適解がないために、より説得力のある深読みができていればいるほど「よい批評」として評価されてしまって、作者主義
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