症状が軽い場合は、普段から涙は流れませんが、風に当たるなどのちょっとした刺激で涙が流れ出します。 症状が重い場合は、常に涙が流れ、風に当たればより一層ひどくなり、瞼がかぶれたりします。 流涙症は鬱陶しいだけでなく、角膜表面が不整になるために、視力にも影響して見えにくくなることもあります。 ①涙道洗浄 涙の排水口である涙点に特殊な細い管を差し込み、生理食塩水を流し込むことで涙道を綺麗に洗う方法です。 涙道の閉塞や狭窄がなければ、流し込んだ生理食塩水は鼻腔を抜けて喉にまで流れます。閉塞や狭窄があれば、逆流して流れません。 ②シリコンチューブ挿入術 涙道の閉塞が軽症の場合は、シリコンチューブを3か月ほど留置し、閉塞や狭窄部を拡張させる治療をおこないます。 涙道内視鏡を使って、涙道および鼻腔内より閉塞部を確認した後に涙道を拡張するシリコンチューブを入れます。 涙道の構造が保たれている時期では、大半