イギリスでも日本と同様、葬儀の参列者は故人を偲び、「喪に服する」意味を兼ねて、黒を基調とした服で最後の別れを告げるものだ。 だが、アフガニスタンで戦死したイギリス兵士、ケビン・エリオット(享年29歳)の葬儀に、蛍光グリーンドレスにショッキングピンク色のハイソックスという奇妙な女装をした男性が現れた。そして不思議なことに参列者たちは、そのふざけた格好の理由を聞いて、涙が止まらなくなったという。 派手な女装をしたバリー・デラリーも兵士であり、ケビンの一番の親友であった。生前彼らはこんな誓いを交わしていたのだ。 5年前、ロイヤル・スコットランド連隊に所属していた2人はアフガンに派兵され、タリバンと戦っていたが、仲間が次々と倒れていく中、バリーは敵の脅威に打ちのめされていた。 そんなバリーを勇気づける為、あるいは自分自身を勇気づける為だったのかもしれない。ケビンはバリーとこんな誓いをしたのだという