では実際に,HTTPとXMLでどうデータを操作するか見ていこう。目的のデータの位置を指定し,変更や削除を指示するのが基本だ。 まずXCAPによってXCAPドキュメント内の特定の部分(XCAPリソース)を,「HTTP URI」によって指定する(図1)。このURIの記述は,(1)XCAPルートに,(2)ドキュメント・セレクタ,(3)パス・セパレータ,(4)ノード・セレクタが連なった形式となる。これらのパラメータを連結してエンコードした結果が,サーバーに送るHTTP URIとなる。 (1)のXCAPルートは,XCAPドキュメントが保存されているツリーのルートを示すものだ。「xcap.softfront.co.jp」のように,「xcap.ドメイン名」の形式が推奨されている。 (2)のドキュメント・セレクタは,XCAPドキュメント(すなわちXMLファイル)を指定する個所である。AUIDから始まり,次
![HTTPを使い対象を指定して操作](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)