【ラマラ(ヨルダン川西岸)時事】ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラ中心部の広場では23日夜、国連加盟申請を伝えるアッバス自治政府議長の国連総会の一般討論演説が生中継され、集まった1万人以上のパレスチナ市民が演説内容に熱狂した。 「東エルサレムを首都とし、1967年の境界を国境とするパレスチナ国家の国連加盟を申請した」―。特設ステージの巨大スクリーンに映し出されたアッバス議長がこう語ると、広場は興奮のるつぼと化し、歓声が響き渡った。 演説の間、パレスチナの「国旗」である赤、黒、白、緑の4色旗が人波の中で何度も振られ、アッバス議長の肖像写真のプラカードが掲げられた。 同議長の演説が終わると「占領は終わりだ」「われわれは主権国家が欲しい」と次々とシュプレヒコールが沸き起こった。 【関連記事】 陸自部隊派遣に関心=南スーダンPKO-首相国連演説 「数日中」に暫定政府=リビア 「