2006年09月28日17:45 カテゴリ書評/画評/品評 Die Schwarze Schweiz - 書評 - 黒いスイス このEntryを読んですぐ思い起こしたのが本書。 黒いスイス 福原 直樹 極東ブログ: スイスの難民規制今回の国民投票で感慨深いのは、四年前(〇二年一一月)の同法の国民投票との差だ。あのおりは、賛成四九・九パーセントに対して、反対五〇・一パーセントと僅差での否決だったのが、この間に大きく右旋回した。本書「黒いスイス」に出てくるスイスは、「美しい国」とは対局にある。民族浄化、ナチス協力、地下核実験計画、マネーロンダリング.... 本書を読んだ読者は、「やはり金持ちは汚い」とか、「どんな国にも黒い部分がある」とか、さまざまな感慨を抱くと思うのだが、私が抱いた感想というのは、「山国というのはどこも似るものだ」というものだ。 それは、典型的なムラ社会の構図である。 私の「