2013年04月05日02:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 職業病としての中二病 - 画評 - となりの関くん 長女が発見。 となりの関くん(現在5巻) 森繁拓真 初出2012.03.15; 以後続巻ごとに更新 でかした。 いや、本作の登場人物たちと同じ中学生とあらば、そこは「けしからん」というべきかも知れないが、面白いものは面白い。 関くん、その手があったか。 学校ほどマンガに利用される舞台はないが、学校ほどそこで行われている本来の活動がスルーされる舞台もない。コメディ、スポーツ、エロマンガ…そこで描かれるのは色恋沙汰や部活動であり、授業そのものが描かれるものはほとんどない。「鈴木先生」すら主題は「思春期の悩み」であって教科ではなく、もちろん本来の授業はそっちのけ。 その意味において本作「となりの関くん」もマンガの王道で、主人公たちが授業以外の何かに熱中するさまが存分に描かれている